就活の時に読んで良かった本6選
就活って楽しかった ─ そう思えた理由に、本の存在があった
就活って、しんどい。
当時、少なくとも周りにそう思っている人は多かった記憶がある。
自分は全然共感出来なくて、むしろめちゃくちゃ面白かった。

就活生ってだけで、普段絶対に会えないような社長とか経営者が会ってくれる。
いろんな会社の話を聞けるし、社会との接点がこんなにもあるんだ、って純粋に楽しかった記憶がある。
そんな自分が就活を面白いと感じられた要因のひとつに、本の存在があった。
この記事では、就活中や学生時代に読んで良かったと思っている本を紹介していく。
1. 渋谷ではたらく社長の告白
この本は、サイバーエージェントの創業者・藤田晋さんが書いた、自伝的なビジネス書。
どんな本か
サイバーエージェントが創業してから、幾多の困難を乗り越えて成長していくまでの実話が描かれている。
ITバブル崩壊の危機、経営危機、社員との葛藤...。
読んでいると、「経営者ってこんなにも大変なんだ」ということがリアルに伝わってくる。
ひとりの人間のドラマみたいな読み心地で、読み物として純粋に面白かった。

読んでみての感想
とにかく胸が熱くなった。
「社会に出た先って、こんなに面白いことがあるんだ」という気持ちになれた。
困難があるからこそ面白い。失敗しながら前に進むのが仕事だ。
そういうメッセージが、ページをめくるたびに伝わってくる感じがした。
就活のモチベーションが単純に上がったのはもちろん、「これから来る困難を恐れなくていい」という覚悟みたいなものができた気がしている。
これから社会人になる、という節目に読むのが本当に合っていたと思う。
書かれている内容は普遍的なものが多いし、「仕事ってどういうものか」「社会人としてどう生きるか」というテーマは今でも十分に通じる。
時代背景の違いも込みで、読み物として楽しめると思う。
渋谷ではたらく社長の告白
2. 仕事の思想 ─ 「なぜ就活するのか」を問い直して、就活が楽になった
田坂さんが書いた本は一通り読んだと思うけど、その中でも特に就活期間中に刺さったのがこの本だった。
どんな本か
「仕事とは何か」「なぜ人は働くのか」という根本的な問いに向き合った本。
スキルやテクニックの話じゃなくて、仕事の本質・意味を問う内容だから、読んでいて自分の働く動機とか、何のために就活しているのかを改めて考えさせてくれた。
田坂広志さんは元々理系の研究者で、その後コンサルタント・思想家として活動してきた人。
独特の視点で「プロフェッショナルとはどういう存在か」「仕事を通じて人間はどう成長するか」を語っていて、読んでいてぐっとくる場面が何度もあった。

この本との出会いは少し特別で、インターン先の会社の必読図書に上がっていたこと、そして父親の書斋にこの本が置かれているのを見つけたこと、この2つが重なった。
これは読まなきゃと思って、気がつけばものすごいスピードで読み終わっていた。
読んで一番感じたのは、本質を捕えると楽になるんだなということ。
就活って、どこかに受かることが目的になりがち。
でもこの本を読んで、「仕事って何のためにするのか」という原点に立ち返れた気がした。
本質がわかると、余計な迷いが減る。
何のために働くかが少しだけクリアになってだけで、就活全体が楽になった感覚があった。
仕事の思想
3. 不格好経営 ―チームDeNAの挑戦
DeNAの創業者・南場智子さんが書いた、創業期の奮闘記。
南場さんはマッキンゼーのコンサルタント出身。いわゆるエリート街道からの起業になる。

どんな本か
コンサル時代に「事業をやっている人が眩しかった」という南場さんが、DeNAを立ち上げて泥まみれになりながら事業を育てていくリアルな実話。
エリート出身だからスマートに経営していたのかと思いきや、全くそんなことはない。
採用に苦労し、事業の方向転換に悩み、チームの崩壊も経験する。
タイトル通り、「不格好」な経営の連続が描かれている。
読んでみての感想
サイバーエージェントの藤田さんがどちらかというと叩き上げタイプだとしたら、南場さんは真逆のスタート地点。
それでも実際に事業を動かすとなると、ここまで大変なのかと驚かされた。
コンサルとして「正解」を出す側にいた人が、正解のない世界で必死にもがく。
その姿は読み物として純粋に引き込まれるものがあった。
学生の時にご本人にお会いしたことがある。
飾らない人で、とにかくオーラが凄かった。
あの空気感を知っているからこそ、この本に書かれていることがリアルに感じられた。
今でもAIネイティブカンパニーに挑戦している。
挑戦し続ける人の言葉は、時間が経っても色褪せないな。
不格好経営―チームDeNAの挑戦
4. 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
どんな本か
世界のエリートたちがなぜ「美意識」を重視しているのか、という問いに正面から向き合った本。
論理的思考だけでは限界がある時代に、直感や美意識がなぜ経営判断に必要なのか。
「サイエンス」と「アート」という対比を軸に、その答えを解き明かしている。

読んでみての感想
「論理で出した答えはみんな同じになる」
就活の面接でも、ロジカルに正しいことを言えば評価される、と思っていた節がある。
でもこの本を読んで、みんなが同じ答えにたどり着くなら、それは差別化にならないという当たり前のことに気づかされた。
あの時に学んだ視点は、今の仕事でも役に立っているなと感じる。。
読み始めた時点では、著者の山口周さんのことは全く知らなかったけど内容が面白すぎて、YouTube、インタビュー記事、他の著書...気づけば完全に山口周沼にハマっていた時期があったなあ。
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」
5. コンサル一年目が学ぶこと
タイトルだけ見ると、コンサルタント向けの本だと思うかもしれない。
けど、「仕事をする」全ての人に通じる基本が詰まった本だった。

どんな本か
コンサルタントが1年目に叩き込まれる仕事の基本が、具体的にまとめられている。
ロジカルシンキング、期待値のコントロール、「相手の期待を超える」ということ。
どれもコンサルに限った話じゃなくて、社会人として求められる基礎力ばかりだった。
著者の大石哲之さんはBCG出身で、コンサル業界を経た後に独立した人。
現場から抽出されたエッセンスだから、抽象論じゃなくて実践的なところが刺さった。
読んでみての感想
社会人になってからじゃなくて、学生のうちに読んでおいて良かった。
この本に書かれていることって、社会人の「仕事」と硬く捉えなくても使える。
友達に頼まれごとをされた時、バイト先で何かを任された時。
日常のあらゆる場面に通じる考え方だと思う。
読んだ直後、友達との待ち合わせの連絡でさえ「結論から先に言おう」と意識し始めて、自分でもちょっと笑った。
でもそのくらい、日常に落とし込みやすい内容が多いということだと思う。
コンサル一年目が学ぶこと
6. テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?
10年以上前に書かれた本。
けど、テクノロジーの本質を捉えているからこそ、今読んでも全然古くない。
どんな本か
著者のケヴィン・ケリーは、テクノロジー系の超有名雑誌『WIRED』の創刊編集長を務めた人物。
テクノロジーを単なる道具としてではなく、生物のように進化する存在――「テクニウム」として捉えている。
技術には進化の方向性があり、それを理解することで未来が見えてくる、という壮大な内容。
過去の技術の歴史から未来の方向性を読み解くアプローチが、読んでいてシンプルに面白かった。
読んでみての感想
就活って、どうしても目の前の企業選びに必死にけど、この本を読んでから、もう少し大きな視点で考えられるようになった。
「この技術は、テクノロジーの流れ的にどこに向かうんだろう」
「自分が身につけるべきスキルは、10年後も価値があるのか」
そういう問いを自然と持てるようになったのは、この本のおかげだと思ってる。
面接でIT業界の未来について聞かれた時、この本で得た視点がそのまま武器になった。
本質を過去から捉えているからこそ、10年以上経った今でも色褪せない。
今の時代だからこそ、この本の視点がより響く気がしている。
テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?
まとめ
モチベーションが下がっているとき、社会人になることへの不安が大きい時、こういう本を読んで自分を奮い立たせるのも一つの手だと思う。
また読んで良かった本があれば、ここに追加していくつもりなので、たまに覗いてもらえると嬉しい。
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